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「発明の日」とは? 意味や歴史、日本人によって発明された意外なものまで
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「発明の日」とは? 意味や歴史、日本人によって発明された意外なものまで

1954年に制定された記念日である「発明の日」を知っていますか? 発明の日というと誰かが何かを発明した日をイメージしますが、じつはそうではないようです。そこで、発明の日の意味や歴史、日本人が発明した意外なものまで詳しく解説します。

  • 奥平 望

「発明の日」はいつ?

「発明の日」はいつ?

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「発明の日」は毎年4月18日です。1954年に特許権や商標権などの産業財産権制度の普及・啓発を図ることを目的として制定された記念日であり、現在の特許法にあたる「専売特許条例」が1885年4月18日に公布されたことに由来します。

また、発明の日を含む1週間は「科学技術週間」とされており、発明の日を中心に特許庁や経済産業省の地方経済産業局等によってさまざまなイベントが開催されています。特許について知るいい機会として、発明の日の歴史や特許が必要な理由を学びましょう。

発明の日の歴史

発明の日の歴史

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発明の日は、初代特許庁長官を務めた高橋是清らによって1885年に公布された「専売特許条例」に由来した記念日です。現在の特許法である専売特許条例は、じつは日本より一歩先に西欧諸国が制定していた記念日であり、イギリスでは1624年に「専売条例」、アメリカでは1790年に「特許法」が制定されていました。日本が1885年に制定したことを考えると、西欧諸国はかなり前から発明の保護に熱心だったと分かります。

明治維新後、欧米諸国に遅れて近代化の道を歩み始めた日本にとって、産業の近代化は急を要する課題でした。そして、産業の近代化を図るためには発明者の権利を保護する特許制度の整備が必要不可欠だったのです。

それは、福沢諭吉の著書「西洋事情」からも読み取ることができます。福沢諭吉は日本で専売特許条例が公布される約20年前に特許制度を紹介しており、発明者の権利を保護して発明に対するさらなるインセンティブを与えることこそ、日本の発展につながると説明しています。

特許に関する法律が必要な理由

特許に関する法律が必要な理由

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もしも特許に関する法律がなければ、自分の発明を守ることができません。そのためせっかく時間とお金をかけて発明をしても、ほかの人にすぐに真似されてしまうでしょう。特許がなかったら、新しい技術が生まれにくい世の中になるかもしれません。

アメリカは特許制度に支えられた産業を礎として、20世紀に大いなる繁栄を遂げました。日本でも専売特許条例が公布された1885年以降、多くの発明者や研究者が知恵を絞って研究を行い、特許を生み出して私たちの生活を便利にしてきました。特許制度は、日本人の技術を支え、経済成長をもたらす重要な役割を果たしてきたのです。

日本人によって発明された意外なものって?

日本人によって発明された意外なものって?

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私たちの身近にある物が、じつは日本人によって発明された物だと知っていますか? たとえば、手軽にさっと飲めるインスタントコーヒーや、お湯をそそぐだけで食べられるインスタントラーメンは、日本人の画期的な発明によって生まれた代表格です。

そのほかにも、
●レトルトカレー
●乾電池
●エアバッグ
●自動改札機
●カラオケ
●折る刃式カッターナイフ
●ウォシュレット
など、日本人が発明した物はたくさんあります。これ以外の発明品について気になる人は、ぜひ調べてみてくださいね。

発明の日は、私たちの生活を便利にしてきた発明や技術について知るいい機会です。特許庁が作成した発明の日ポスターやバナーも用意されているので、産業財産権制度の重要性について考えるきっかけとして掲示してもいいですね。

4月18日の発明の日と、発明の日を含む1週間の科学技術週間には、未来を拓く産業のあり方に思いを巡らせてみませんか?