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重曹を使って洗濯!? 掃除だけじゃない、重曹の知られざる効果とは?
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重曹を使って洗濯!? 掃除だけじゃない、重曹の知られざる効果とは?

掃除だけなんてもったいない! 重曹は洗濯にも役立つ暮らしの味方。普段の洗剤にプラスして洗浄力をアップさせる方法のほか、重曹を使った効果的な洗濯方法を紹介します。

  • 創文舎 hamo

万能洗剤「重曹」が洗濯にも良い理由

万能洗剤「重曹」が洗濯にも良い理由

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近頃当たり前になってきた、ナチュラルクリーニング。掃除をする時に、市販の合成洗剤を使わずに、肌や地球環境にやさしい天然由来の素材を使おうという掃除方法です。このナチュラルクリーニングの代名詞ともいえるのが、昔から暮らしの中で役に立ってきた「重曹」。

重曹は、お菓子作りやパン作りなどでもお馴染みのベーキングパウダーと同じもの。正式には、自然界に存在する「炭酸水素ナトリウム」といい、二酸化炭素と塩から作ることもできるミネラルの一種。そんな重曹が洗濯に役立つのにはいくつか理由があります。

酸性を中和する

重曹は水に溶けると弱アルカリ性の性質を持ちます。衣類に付く汚れは皮脂や食べ物汚れなど酸性のものがほとんど。そこにアルカリ性の重曹が合わさることで、酸性の汚れは中和され水で落としやすくなります。また、皮脂や油が原因で発生する臭いも酸性であることから、臭いも中和し消臭する効果があります。

水を軟水に変える

重曹は水に混ざると水をやわらかくする軟水作用があります。軟水で洗濯すると仕上がりがふんわりし柔軟剤と同じような効果が実感できます。また、軟水は油を乳化する働きもあるため、油汚れに対する洗浄力をアップさせます。また、軟水で洗濯すると、黄ばみの原因になる石けんカスの付着も防げるため、いつもより洗濯物が白く洗い上がります。

重曹を使った基本の洗濯方法

重曹を使った基本の洗濯方法

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汚れを落としやすくし、洗濯物を白くやわらかく洗い上げる重曹。普段の洗濯に生かすにはどのような手順で使えばよいのでしょうか。

重曹を使った洗濯方法はいたってカンタン。
普段使っている洗濯洗剤を用意し、洗濯物の量に合わせ、いつも通りに計量します。
液体洗剤の場合は、液体洗剤の投入口に洗剤を入れ、あとは重曹を1カップ洗濯機に加えるだけ。
あとは、洗濯機のスタートボタンを押して脱水まで洗濯機にお任せしましょう。

上記の方法でも洗濯するには問題ありませんが、重曹が溶け残ったり、イマイチ洗浄力に変化を感じなかったら、投入する順番や水の温度に工夫してみましょう。

重曹は、水に溶けにくい性質があるので、衣類を洗濯機に入れる前に40℃前後のお湯を洗濯漕の中に溜めましょう。そこに重曹を1カップ入れ、次に洗濯洗剤を規定量入れます。よく溶けていることを確認してから洗濯物を入れ、運転をスタートさせましょう。

先に重曹を入れてから洗濯洗剤を入れることで、水がやわらかくなり泡立ちが一層アップします。お湯を使って洗濯することで洗浄力もアップし、重曹もしっかり溶けて衣類に粉が残りません。

部分汚れ落としや柔軟剤にもなる重曹の効果

部分汚れ落としや柔軟剤にもなる重曹の効果

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重曹洗濯は、通常の洗濯に重曹を加える方法のほか、取れにくくなった頑固汚れを落とす部分洗いにも効果を発揮します。

用意するものは、重曹と液体洗剤、混ぜるための容器とスプーンです。
容器に適量の重曹を入れ、上から少しずつ液体洗剤を加えスプーンで混ぜていきます。ちょうどよい固さのペースト状になったら、落としたい汚れの上にスプーンでペーストを塗り、繊維とペーストがよくなじむように手で揉み込みます。30分前後時間をおいたら、通常どおり洗濯器で他の衣類と一緒に洗います。

大抵の汚れならこの方法で落ちますが、それでも落ちない頑固汚れの場合は、重曹に混ぜる洗剤を酸素系液体漂白剤に変えるとさらに洗浄力がアップします。
ただし、重曹ペーストは、洗濯する生地によって色落ちする場合もありますので、目立たない場所で試してから洗濯するようにしましょう。

また、重曹は水を軟水化し、洗濯物をやわらかく洗い上げると前述しましたが、最後のすすぎ洗いの時に三分の二カップ程度の重曹を加えることで、さらに手触りがやわらかく、柔軟剤を使った時のようにふわふわに仕上がります。同時に、静電気を防ぎ、衣類についた臭いを消臭する効果もあるので、柔軟剤の香りが苦手な人や肌の弱い人、赤ちゃんがいる家庭におすすめです。

重曹で洗濯機が故障!? NGな重曹洗濯方法

重曹で洗濯機が故障!? NGな重曹洗濯方法

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いいことだらけの重曹洗濯ですが、気をつけないと洗濯機を故障させてしまうこともあります。
洗濯機によっては、洗濯洗剤以外の粉末や薬剤の使用を禁止している機種があり、とくに重曹は溶け残ることがよくあるので、つまりや水漏れの原因にならないよう注意しなければなりません。

縦型の洗濯機では故障にまで発展するケースは少ないようですが、ドラム洗濯機の場合は構造の複雑さから故障につながることもあるので、取扱説明書をしっかり確認してから使うようにしましょう。

溶け残りを防ぐには、洗剤や重曹を入れ過ぎないように注意すること。多く入れれば入れるほど、洗浄力が高くなるような気がして、たくさん入れたくなりますが、水の量に対する重曹の許容量はある程度決まっています。はじめは少ないかな、と思うくらいの量ではじめるのが良いでしょう。

また、重曹を残らず溶かすには、水の温度も重要。水温が低いと溶けづらいので、お風呂の残り湯などを使って、効率よく重曹を溶かしましょう。

洗濯物の臭いが気になる時は干す前スプレーも効果的

ファブリーズ布用消臭スプレー

ファブリーズ布用消臭スプレー

普段の洗濯にプラスすることで、アルカリ性の性質で皮脂汚れや油汚れなどを中和してキレイに洗い上げる重曹。中和作用は消臭効果もあり、洗濯物の臭いを軽減する効果もありますが、生乾きで増える雑菌が原因で臭う部屋干し臭には、干す前にスプレーする、ファブリーズの布用消臭除菌スプレーも効果的です。

使用方法はカンタン、Tシャツやカットソーなら、脱水して濡れた状態にファブリーズを前後ろ5、6回ずつスプレーし、通常どおり形を整えて干すだけ。

洗濯物が臭う原因は、取れ残った汚れ自体が臭う場合もありますが、繊維の間に残った雑菌が繁殖して臭い物質を作りだす場合もあります。そんな臭いに効果を発揮するのがファブリーズの布用消臭除菌スプレー。ファブリーズは、布についた臭い自体も分解・中和し無臭化させることができますが、雑菌に対する除菌力が高いのも特徴の一つ。
部屋干し臭の原因は、繊維の中に残る雑菌の繁殖が原因。雑菌は湿った環境を好み、濡れた洗濯物が乾くまでの間に繁殖し、臭い物質を作りだします。濡れた状態の洗濯物にファブリーズをスプレーすることで、消臭成分と同様に除菌成分も浸透し、繊維に残る雑菌を除菌し部屋干し臭を軽減します。


掃除や料理にはもちろん、洗濯にまで役に立つ重曹は家庭に必ず常備しおきたいアイテムですね。普段の洗濯にプラスして汚れも臭いもさっぱり仕上げましょう!