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羽毛布団をカビ臭さから守る収納方法とクリーニング
出典 : porti/Shutterstock.com

羽毛布団をカビ臭さから守る収納方法とクリーニング

羽毛布団を出した時にカビ臭いなんて絶対イヤ! そうならないためには、湿気を溜めこまないように、シーズン終わりの収納方法が大切。もしもの時のカビ臭の取り方も合わせて紹介します。

  • 創文舎 hamo

羽毛布団がカビ臭くなる原因とは?

羽毛布団がカビ臭くなる原因とは?

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冬の間、暖かく包んでくれた羽毛布団、きちんとケアして収納しましたか? 肌寒くなる季節に取り出して、「カビ臭い!!」なんてことにならないように、押し入れの奥にしまい込む前に正しいケアをしておきたいですね。

羽毛布団を出した時に感じることが多いカビの臭い。しまった時はカビなど生えていなかったのに、なぜ、カビの臭いがするのでしょうか?

カビの胞子はとても小さく目には見えません。しかし、私たちの周りには常に存在しており、繁殖に適した環境で根付くと、発芽し繁殖を始めます。

繁殖に適した環境とは、「高い湿度」、「適度な温度」、「栄養となる汚れ」の3つ。
一見キレイに見える羽毛布団ですが、クリーニングや洗濯をしてからしまっていない場合は、目に見えなくても汗や皮脂などの汚れが付着しており、クローゼットや押入れなど奥まったところに収納していると湿気も高くなります。さらに、布団をしまっている間は、春夏秋の温暖な季節。カビにとって繁殖しやすい室温であることは間違いありません。

布団のカビ臭は、布団をしまう前についたカビの胞子が、収納している間に繁殖したために発生します。
カビを繁殖させないためには、羽毛布団を収納する際に、十分な注意が必要です。

羽毛布団をカビ臭くさせない収納方法

羽毛布団をカビ臭くさせない収納方法

寒くなる時期に羽毛布団を出してガッカリしないように、収納する時の正しいケアの仕方を覚えておきましょう。
羽毛布団にカビ臭をつけないためには、カビの繁殖しやすい環境を作らないのが一番。カビの繁殖条件である「湿気・温度・栄養」のうち、季節を考慮すると、予防しやすいのは「湿気」と「栄養」ではないでしょうか。

羽毛布団を収納する時のポイント

●羽毛布団が十分乾燥させ、布団の熱が冷めてから収納する。
●カバーを外し、側生地の縫い目などに汚れが溜まっていないか確認する。溜まっている場合は、乾いたタオルなどで除去する。
●通気性の良い不織布や大きめのシーツなどの布に包んで収納する。
●押入れなどに収納する際は、湿気が溜まらないようにすのこを敷くなどし、通気性を確保する。
●湿気が溜まりやすい場所には、除湿剤などを設置する。
●オフシーズンの間も収納場所に風を通すようにする。

空気中に漂うカビ自体はどんなに気をつけていてもゼロにはできません。少しでも繁殖を抑えるためには、湿気が溜まらないように通気性を確保することと、汚れをつけたまましまわないよう注意することが大切です。

カビ臭さを感じたら天日干しとプラスαのケア

カビ臭さを感じたら天日干しとプラスαのケア

気をつけて収納していたにも関わらず、久しぶりに羽毛布団を出してカビの臭いがしたら、天日干しをしてみましょう。まだ、目に見える程のカビでなければ、自宅でのケアで臭いやカビを抑えることができます。

羽毛布団に臭いを感じたら、直射日光を避け、天気の良い日に屋外で羽毛布団を3時間程度、途中で裏返しながら干します。取り込む際に、側生地の表面を刷毛やブラシ、タオルなどで万遍なく拭き取ることである程度カビ菌を除去することができます。

天日干しの際、布団叩きで豪快に布団を叩きたくなりますが、じつは、これはNG。布団を叩くことで、布団内部のゴミやダニを外に出しているように感じますが、じつは、内部に潜むダニを表面に出しているに過ぎません。とくに、羽毛布団の場合は、叩くことで中の羽毛を傷めてしまいます。

どうしても内部の汚れが気になる時は、布団用のノズルをつけた掃除機を軽くかけるとホコリやカビを吸い込むことができます。ただし、室内で掃除機をかけると吸い込んだカビ菌を室内にばら撒くことになりかねないので、屋外で作業することをおすすめします。また、あまり強く掃除機をかけると、中のホコリだけでなく、布団内部の空気まで吸い込み、保温力が損なわれることがあるので、軽めにかけるのがポイントです。

汚れやへたりを感じたらコインランドリーかクリーニングへGO

汚れやへたりを感じたらコインランドリーかクリーニングへGO

天日干しすることで、カビの臭いが解消されても、羽毛布団のヘタリや保温力の低下、側生地の汚れなどが気になったら、洗濯をすることで羽毛布団のふんわり感が戻ってきます。
まずは、羽毛布団についている洗濯表示を確認しましょう。洗濯機洗いや手洗い対応のマークがついていれば、水洗いOKの布団です。

自宅の浴室で踏み洗いして洗うこともできますが、濡れた布団は重く、洗うのも乾かすのも重労働。しかも、中までしっかり乾かないとカビや臭いの原因になります。
そこで、おすすめしたいのが、コインランドリーでの洗濯、もしくは羽毛布団のクリーニング。

どちらも羽毛布団を丸ごとキレイにできますが、コインランドリーではすべて自分で操作するため、時間と手間がそれなりにかかります。クリーニングは、プロの手で洗濯するため、失敗がなく自分の時間や手間を掛ける必要はありませんが、その分コストがかかります。どちらを選ぶかは、価値観次第ですね。

コインランドリーで洗濯する場合は、洗濯から乾燥まで時間がかかるため、午前中もしくはお昼くらいにはスタートできるように準備していきましょう。使用する洗剤は、素材にやさしいおしゃれ着洗い用の中性洗剤がおすすめです。

シーズンの終わりに、コインランドリーでの洗濯か、クリーニングに出してから収納すれば、カビや臭いの発生は高い確率で防ぐことができます。洗濯表示で水洗い不可になっている羽毛布団は、布団クリーニングを行っているクリーニング店に相談してみましょう。持ち込むのがたいへんな時は、インターネットや電話で申し込むことができる宅配クリーニングを手配することもできますよ。

羽毛布団にカビや菌を寄せ付けない除菌ケア

ファブリーズ布用消臭スプレー

ファブリーズ布用消臭スプレー

羽毛布団のカビ菌の繁殖を抑えるために有効なケアとしてプラスしたいのが、布用消臭除菌スプレーファブリーズを使った手入れ。
シーズンオフの収納前に、羽毛布団全体に20回程度ファブリーズをスプレーし、しっかり乾かしてから収納することで、生地表面に除菌成分が残り、カビをはじめとした雑菌の繁殖を遅らせる効果が期待できます。

ファブリーズは、布製品の消臭スプレーとしてよく知られていますが、臭い成分の除去はもちろん、臭いの原因となる雑菌の除菌にもすぐれた効果を持っています。

第三者の研究機関による実験では、布に臭いの原因菌とカビを付着させ、ファブリーズをスプレーする実験を行ったところ、99.9%以上の菌を除去できたという結果が実証されています。

収納前のファブリーズケアと、シーズン始めのファブリーズケアを行えば、羽毛布団のカビ臭に悩まされることはなさそうですね。


心地よい眠りは清潔な寝具から。しばらく取り出さない衣替えの季節やシーズン始めの時期こそ、イヤな臭いや菌を寄せ付けないように正しいケアが必要ですね。