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ナチュラル掃除の落とし穴・・・「重曹」「クエン酸」のNG行為とは?
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ナチュラル掃除の落とし穴・・・「重曹」「クエン酸」のNG行為とは?

安心感のある掃除方法として人気の、重曹やクエン酸を使ったナチュラルクリーニング。しかし、重曹やクエン酸は、「何にでも使える万能洗剤」ではありません。使いどころを間違えると、物をきれいにするどころか汚してしまうこともあるのです。

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まずはおさらい! 重曹&クエン酸掃除のおすすめテク

まずはおさらい! 重曹&クエン酸掃除のおすすめテク

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重曹掃除の基本

重曹は、油汚れ・皮脂汚れといった汚れを落とすのに向いています。油汚れや手垢といった汚れは酸性の性質を持っているため、アルカリ性の重曹で中和して落とすことができるのです。
こうした汚れを落とすには、重曹を水に溶かした「重曹水」を使うとよいでしょう。水1カップにつき重曹小さじ2が量の目安です。

汚れがひどい時は、水を40度前後の湯に変えた「ホット重曹水」で浸け置きする、重曹を少量の水でペースト状に溶いた「重曹ペースト」でパックするといった方法で対処するのもおすすめ。また、鍋や五徳の頑固な焦げ付きには、重曹水に浸けた状態でグツグツと煮込む「煮洗い」も効果的です。

クエン酸掃除の基本

酸性の性質を持つクエン酸は、アルカリ性の汚れを落とすのが得意です。アルカリ性の汚れには、水回りに付着する水垢(カルキ汚れ)や、トイレの黄ばみ・尿石といったものが挙げられます。
トイレの汚れや軽度の水垢は、水または湯1カップに小さじ1杯のクエン酸を溶かした「クエン酸水」で落としましょう。スプレーボトルに入れたクエン酸を気になる部分にふきつけた後、ブラシやスポンジでこすり洗いを行うと効果的です。

長期間かけて蓄積した頑固な汚れには、キッチンペーパーに染み込ませたクエン酸水でパックを行うと◎。汚れが気になる部分にペーパーをあてがい、上からクエン酸水をふきつけた後、ラップで覆って30~60分程度放置しましょう。その後、ラップとペーパーを剥がし、浮き上がった汚れをスポンジなどでこすり落とせば掃除完了です。

「重曹」のNGお掃除

「重曹」のNGお掃除

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●畳・ジュートラグ・天然木には使えない
畳やジュートのラグ、無垢のフローリングといった天然素材のものに重曹をふりかけたり、重曹水をスプレーして拭き掃除を行ったりするのはNGです。これらの素材に重曹を使うと、変色してしまう可能性が!

●大理石には使えない
大理石のタイルなどに重曹を使うと、溶けたように変質してしまう可能性があります。同様に、微細な大理石の粉を樹脂などで固めた人造大理石(テラゾー)にも重曹は使えません。ただし、樹脂を使って大理石のような質感を再現した「人工大理石」に限っては、重曹を使ったお手入れが可能です。

●アルミ製品には使えない
アルミの鍋を重曹水で煮洗いしたり、アルミサッシに重曹水をかけて掃除をすると、黒く変色してしまうことがあります。

一度変色した畳などを元に戻すのは難しいため、誤って重曹を使用しないよう注意する必要があります。また、掃除したい物の素材が分からず、重曹を使ってよいかどうかの判断に迷う時は、目立たない場所に少量を塗布し、トラブルが起きないことを確かめてから使うとよいでしょう。

「クエン酸」のNGお掃除

「クエン酸」のNGお掃除

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●大理石には使えない
大理石は、アルカリ性のみならず酸性の物質にも弱い素材です。重曹の場合と同様に、大理石や人造大理石をクエン酸で掃除するのは控えましょう。

●コンクリートには使えない
コンクリートにクエン酸を塗布すると、劣化を早める恐れがあります。屋外に限らず、浴室タイルの目地などにもコンクリートが使われている場合があるため注意してください。

●鉄製品には使えない
ステンレス加工の施されていない鉄製の包丁や鍋などにクエン酸を使うと、サビが発生する原因となる可能性があります。

なお、浴室の掃除等で塩素系漂白剤とクエン酸を併用するのも厳禁です。両者が混ざると人体に有毒なガスが発生するため、同時に使わないよう十分に注意しましょう。

ひとつ備えておけばいろいろな場所の掃除に応用できるのが、重曹やクエン酸の魅力。正しい使い方を頭の片隅に入れておけば、日々の掃除の強い味方になってくれるはずです。